東海道品川宿は北品川駅から徒歩2分の東海道五十三次の宿場の一つ。昔は遊郭などがあり、落語の「居残り佐平次」の舞台としても知られる。今では古き良き商店街になり近隣オフィス街とは異なる雰囲気を漂わせている。
商店街には「問答河岸の碑」というものがある。徳川家光にまつわるエピソードから建てられた碑だ。
家光は頻繁に東海寺(東京都品川区北品川三丁目)を訪れていた。沢庵和尚が北品川の河岸に家光を迎えに出たときのエピソードが『徳川実記』に残っている。「海近うして、東海寺(遠海寺)とはいかに」との家光の問い掛けに、沢庵和尚が「大軍にして将軍(小軍)と称し奉るがごとし」と返したといわれている。沢庵和尚が迎え出て禅問答をしたとされる場所に建つ石碑が「問答河岸の碑」として今も残っている。
こんな古き良き歴史も残る「北品川本通り商店会」お散歩するのにちょうどよいかもしれませんね。